ベベルに近づくと、ベベルの守護龍エフレイエを倒し、
ティーダたちは突入態勢に入った。
あらかじめ配備されてい僧兵の攻撃を受けながらも、
飛空挺は突っ込んでいく。
ティーダたちは飛空挺から聖ベベル宮に飛び降りた。
「ユウナ!!」
叫ぶティーダの目に映ったのは、
白いウェディングドレスに身を包んだユウナ。
そして、花婿はシーモアだった。(←すごい花婿衣装の帽子( ̄m ̄*)プッ)
シーモアはマカラーニャ寺院で倒したはず!?
リュックの疑問にアーロンが答えた。
「ジスカルと同じように、強い思念に縛られて留まった死人(しびと)だろう。」
ならば、ユウナはシーモアを異界送りしようとしているのではないか?
次々と襲いかかる僧兵を蹴散らし、二人のところへたどり着くが、
キノック老師らに銃口を一斉に向けられ囲まれてしまう。
動こうにも動けないティーダたち。
そのとき、ユウナが杖を持ち出し、(←どこに隠し持ってた!?)
シーモアと対峙した。
異界送りをするつもりだ。
シーモアの体から幻光虫が溶け出す・・・
「やめい!」
銃口を向けられた仲間の命は惜しくないのかと言って
それをやめさせたのは、ほかならぬマイカ総老師だった。
大人しく結婚を受け入れるか、仲間を見捨てるか、
選択をせまられるユウナ。
彼女にティーダたちを犠牲にすることなどできるはずもなかった。
手から杖が落ちる。
そして、シーモアはユウナに誓いのキスをする。
ティーダは見逃さなかった、ユウナの体が悔しさで震えるのを。
「殺せ」
屈辱を味わうユウナの耳に聞こえたのは、冷徹なシーモアの言葉。
一斉にトリガーが引かれる。
「やめて!」
叫んだユウナはシーモアの手から離れ、広場のへりに立っていた。
やめなければここから飛び降りるというユウナを見て、
シーモアは武器を下げさせた。
ユウナの元へ走るティーダをユウナは制し、
早く逃げろという。
落ちて助かる高さではないとシーモアも止めるが、
ユウナは屈辱を受けた唇をぬぐい去り、
聞き入れなかった。
「平気だよ 私は飛べる 信じて・・・」
そう言ってユウナは身を投げた。
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